出前

高校を卒業した僕は理容の専門学校に通うようになる。それも高校3年間通った通学路にある。お昼はだいたい弁当を持って行くのだが、僕やゴタ仲間はまたに近くの食堂からカツ丼やラーメンの出前をとる。もちろん先生には怒られるのだが(またに)ということは怒られても怒られても、凝りもせずカツ丼をほおばる生意気な専門学生だった。